便秘の対処法

では便秘にならないためにはどうしたらよいでしょう。

一番肝心なことは正しい生活習慣を心掛けることです。毎日の生活を規則正しく過ごすように努めてみましょう。決まった時間に食事や睡眠、トイレに行くようにして排便を我慢する習慣は改めなければなりません。さらに食物繊維を含んだ食品と水分を摂りながらバランスのとれた食生活を目指してみましょう。
十分な睡眠と適度な運動はもちろん、趣味に打ち込むなどなるべくストレスをためないように努めると良いですね。

食物繊維が豊富なものといえばバナナやりんご、ごぼう、こんにゃくなどいろいろな食品がありますが、いくら便秘に良いからといって摂りすぎは禁物です。腸にガスが溜まる原因となりますから、適度に摂取することがおすすめです。ヨーグルトや乳酸菌飲料など腸の善玉菌を増やす食品も効果的です。

便秘には体操やツボ押し、マッサージなども効果がありますが、便秘の種類によっては逆効果になることもありますから気をつけましょう。また薬による副作用や病気が原因の場合は、これらの対処法を自己判断でおこなうとかえって症状が悪化することがありますから、かかりつけの主治医に相談してみて判断しましょう。

その他の原因

これら以外にも便秘の原因となるものがあります。一見してストレスと便秘には何の関係もないように思えますが、実は私たちの身体にある副交感神経は腸の働きを正常に保つ働きをしています。心身にストレスがかかると副交感神経の働きが乱れてしまいます。このためストレスは便秘を引き起こす原因と考えられています。

ほかにも運動不足は弛緩性便秘やけいれん性便秘の原因になります。運動はストレスの発散になるうえに副交感神経の働きを促進しますから、運動不足を解消することは腸の働きを改善するために大変効果があります。

身体の中で水分が不足すると便の水分が減るためカサが小さく固くなってしまいます。便が固くなることは排便の困難につながり痔の要因となってしまうことも考えられます。またダイエットをするために食事制限をおこなうと、食物繊維や水分不足が便秘になってしまうことがあります。また喉の渇きに気がつきにくく水分摂取が少ない高齢者なども気をつけなければならないでしょう。

さらに女性ホルモンの一種である黄体ホルモンの影響で便の水分が減ってしまったり、薬による副作用や病気が原因で腸のぜん動運動が不十分になったりする場合もあります。このように便秘にはさまざまな原因が考えられるでしょう。

便秘の種類

便秘には大きく「機能性便秘」と「器質性便秘」のふたつに分けられて、そのうち機能性便秘は弛緩性便秘・けいれん性便秘・直腸性便秘に分けられます。

弛緩性便秘は腸のぜん動運動が不十分で便が滞ることでおこります。食物繊維の不足が原因で最もポピュラーといわれるタイプで、腸の中でだんだん水分が吸収されることによって便が固くなります。残便感やおなかの張りのほか、ニキビや肌荒れなどのトラブルがおこります。

けいれん性便秘は腸が過度に緊張してしまうことが原因です。腸が活発に動きすぎて下痢になったりうまく便が運ばれずに便秘したりを交互に繰り返します。腹痛や残便感のほか、コロコロとしたウサギのふん状の便がみられるでしょう。

直腸性便秘は便が肛門の出口付近の直腸に長く滞っている状態です。便意を我慢していると直腸に便がある状態に身体が慣れてしまい、排便の反射がおこらなくなることが原因です。また、下剤の長期使用により腸の神経が鈍ることでおこる場合もあります。

器質性便秘は腸の腫瘍や炎症などの病気によるもの、また生まれつきの腸の長さや大きさの異常による便秘です。血便や激しい嘔吐・腹痛があったときはすぐ医療機関を受診しましょう。

便秘とは

「便秘」といえば女性の悩みというイメージがありますが、実は女性だけの問題ではありません。年齢を重ねると男性にも増えてきて、70代以降になると男女比はほとんど変わらなくなります。
ではどういった状態を「便秘」というのでしょうか。

私たちの身体は毎日すっきりとした排便があることが理想な状態です。
しかし毎日きちんとした排便がないからといって自分は便秘だと思う必要はありません。毎日あっても残便感やおなかの張りなどを感じているとそれは便秘ですし、毎日排便がなくても特に不快を感じていない場合は便秘ではありません。
残便感や腹痛、おなかが張るなどの症状があるということは、何らかの原因で排便の回数や量が少なくなり、便が腸の中にいつまでも滞っているということです。

では便秘になってしまう原因はなんでしょうか。
一般的には食物繊維が不足すると便秘になる、というのはよく聞かれる言葉です。なぜ食物繊維が不足すると便秘になってしまうのでしょう。食物繊維が便のカサを増やすと腸のぜん動運動が促進されます。そのうえ有害物質を吸着して善玉菌を増やして悪玉菌を減らします。
戦後、食生活がだんだん欧米化してくると、私たちの食物繊維摂取量は大きく減少してしまいました。ほかにも運動不足による腹筋の衰えはいきむ力が弱まることにつながりますし、ストレスによる副交感神経の乱れ、体内の水分が不足することによって便が腸の中で固くなることも便秘の大きな原因となっています。

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便秘を解消できる食生活について解説しています。